育毛、脱毛、抜け毛の原因(毛周期の乱れについて)
こんにちは!つつみ鍼灸整骨院の飯村です。
最近の診療の中で、ヘアトラブルを抱えている方が意外と多いと感じます。今回はそのヘアトラブルのお悩みに対して知っておくべき情報をお伝えしていければと思います。
~はじめに~
ヘアトラブルを考える上での基本情報として毛周期があります。「毛周期とはなにか?」「抜けてしまう、もしくはなかなか伸びてこないのはなぜか」が今回のブログを通して分かってきたら幸いです。それではお話していきます。
毛周期とは「成長期1(初期)→成長期2(後期)→退行期→休止期」の4段階サイクルを繰り返して、毛の生え変わる周期のことを言います。特別に外的な刺激を加えていないにもかかわらず髪の毛や眉毛、まつげなどが生理的に抜けてしまうのは成長期が終わり退行期、休止期のプロセスを歩んでいるからです。毛周期は毛1本1本がそれぞれ異なっていて約2~6年をかけて1サイクルすると言われています。
ではここから毛周期の3段階を詳しくお話していきます。
①~成長期~
成長期は文字のごとく髪が成長する段階です。毛母細胞という髪の成長に関わる細胞が分裂、活動することで髪がどんどん伸びてきます。この毛母細胞は生理的再生を繰り返す細胞として知られていて活動が活発です。成長期の髪は全体の85%~90%と言われていて、期間として2~6年かけて成長していきます。1日当たり0.3mm~0.4mm成長し、1年間で約15㎝伸びるとされています。
②~退行期~
退行期は髪の成長が遅くなってきて完全に止まる前の段階です。約2~3週の期間となると言われていて毛母細胞と毛乳頭細胞が離れていき伝達や栄養の供給が弱まり成長が遅くなります。髪全体の1%が該当すると言われています。
③~休止期~
休止期は髪の成長が完全に止まった段階です。約2~3か月続くとされていて毛乳頭細胞の伝達や栄養の供給が止まるとされています。髪全体の10~20%が該当すると言われています。そして発生の時期がやってくると新しい毛が生えてきてそれと同時に古い毛が押し出されるようにして自然に抜けていきます。
~次に~
毛周期の乱れの原因についてお話します。
いくつか原因がありますがここでは3つ挙げていきます。
①~血流不足~
血流不足は細胞への酸素、栄養の供給を低下させます。自律神経の交感神経が関わっており、交感神経優位で血管が収縮するので低下します。ストレス処理、喫煙、カフェインの摂り過ぎなどに気を付けましょう。
②~栄養不足~
髪の毛の生成には主にタンパク質が関わります。またタンパク質を効率よく吸収するのにビタミンやミネラル炭水化物が必要になります。まずはバランスの良い食事を心がけると同時に厚生労働省基準の1日に必要なタンパク質量である体重×1グラムを意識してタンパク質摂取をすることが望ましいです。
③~睡眠不足~
睡眠不足は髪の生成に必要な成長ホルモンの分泌に関わります。良質な睡眠は成長ホルモン分泌を促進します。22時~2時の間に最大の分泌が行なわれるので意識的に睡眠を取れることが望ましいです。
有効なツボ
ストレス処理及び血流に対して有効なツボをご紹介します。押しすぎないように注意して心地よいくらいで1日数回行ないましょう
①神門
リラックスのツボ。手首の小指側 しわの最も内側
②湧泉
リラックス&全身血流促進のツボ。足の裏 指を曲げた際の窪み
③百会
頭部血流増加&美髪のツボ。頭のテッペン 両耳を折りたたみ、先端からの延長線上
④太渓
全身血流増加のツボ。内くるぶしとアキレス腱の間
~最後に~
毛周期、乱れの原因、対策についていかがだったでしょうか?今回紹介した原因、対策は1部になりますので様々な方法の中からご自身に合う方法を見つけられて今後のプラスにしていただけたら幸いです。
当院では鍼灸施術やヒト幹細胞培養液を使った発毛&美髪、抜け毛予防及び脱毛対策を行なっております。
ご不明な点は電話でもご相談を受けますので気軽にご相談ください。
少しでも発毛、脱毛、美髪にお悩みの方の力になれますように!!
最後まで閲覧いただきありがとうございます!!