つつみ鍼灸整骨院BLOG

2018.03.21

出産後の骨盤矯正よりも大切なこと。

院長の松岡です。

ご覧になっていただきありがとうございます。

今回は『出産後の骨盤矯正よりも大切なこと』です。

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女性にとって出産は人生における最大の大仕事ですね。

命を懸けて望むのですから、

それはもう感謝しかないです。

その大仕事の後に結構多いのが腰痛。

治療院業界でも産後の骨盤矯正がジワジワトと流行ってきています。

マタニティ系の雑誌にも特集されたりしていますね。

ですがしかし・・・・それよりも優先すべき治療が実はあるんです。。。


そもそもなぜ出産後の腰痛が多いのか?


女性は生理前、妊娠中また出産の際に、

リラキシンというホルモンが子宮や卵巣、

胎盤から分泌されます。

このリラキシンは骨盤周囲の靭帯を弛緩させ、

その影響で出産の際に骨盤が開きます。

大きな赤ちゃんが産道を通るわけですから

これを避けては通れません。

また、妊娠の際に女性は下腹部に赤ちゃんを身籠ります。

そのことにより腰部に前傾のストレスがかかり、

腰椎の湾曲が強まります。

次に骨盤帯の支える作用が低下、

結果筋肉に負担がかかり腰痛を強めます。

 プロスタグランジンというホルモンの作用も

女性の腰痛と関係があります。

このホルモンは分泌により子宮が収縮するため、

月経の際に腰痛が起こります。

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産後の体質の変化


 

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当院にも産前・産後の女性方、

多数ご来院されています。

腰痛・股関節痛もそうですが、

結構多いのが、『出産後に体質が変わった』という方。

良い方向に向くのであれば良いのですが、

どちらかといえば悪い方向に向く方が多いです。

月経の変化・脱毛・便秘・うつ・排尿痛・悪露・産褥熱・乳腺炎・・・

出産という大仕事を果たし、

体力、精力を消耗しているわけですから。

ですから当然それらはメンテナンスをしてあげないと、

悪い体質を引きずってしまうことになります。

骨盤矯正よりもむしろこちらの方が大切です。

当院も骨盤矯正おこなっています。

ですが、こちらがまず優先事項ですね。


産後の鍼灸の目的は


 

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産後の鍼灸の目的は、

まず消耗した体力の回復、ホルモンバランスを整え、

治癒力の回復、妊娠前の健康状態に導くことです。

鍼灸のその効果は世界中の研究者により研究され、

身体に鍼を刺すことにより、脳からβエンドルフィンという

モルヒネの6倍の鎮痛効果をもつというホルモンや、

オキシトシンという抗ストレスホルモンなどの血中濃度が

高まることがわかっています。

鍼灸は副作用の無い、安全安心な治療方法で、

世界中のあらゆる国々で施術されています。

 

産後の様々なつらい症状でお悩みの方、

是非ご相談ください。

お力になれると思いますよ。

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