つつみ鍼灸整骨院BLOG

2022.11.09

気圧や天気変動での不調について

つつみ鍼灸整骨院の真船です。今回は「気圧や天気変動での不調について」というテーマについてです。

 

今年は夏から秋にかけて特に台風続きだったり、ここ最近では朝晩の気温がすっかりひんやり感じられるようになりましたね。

このような気候や天気の大きな変化があると途端に体調を崩す方が増える傾向がありますが、これも自律神経が乱れることでおこる不調であり、【気圧症】または【気象病】などと言われています。

耳の中にある内耳という所に存在するセンサーが急激な気圧の変化を感知すると、脳に過剰に情報が伝わり交感神経を刺激してしまい様々な症状を引き起こします。

なかでも多くみられる症状では、

・偏頭痛

・めまい

・耳鳴り

・不眠

・倦怠感

・むくみ

・お腹の不調

・関節痛

・神経痛

などがあります。

このような症状を引き起こす原因を東洋医学では『湿邪』と言います。
湿邪とは、湿気や余分な水分を意味します。
夏の間に摂取した冷たい飲食物やエアコンでの冷えなどで取り込まれた湿が体内に溜まると、のちのちの体調不良の原因になり得るのです。

溜まった湿を上手に追い出すには、、
汗をかくこと!
ウォーキングなど軽く汗をかく程度の運動や、半身浴など。じんわり汗をかく程度に入浴して、体から余分な湿を排出しましょう。
飲食物も常温〜温かいものをとり入れるようにすると内側の冷えも防げます。

 

 

 

 

 

ーー湿邪に効くツボーー

○陰陵泉(いんりょうせん)
すねの内側を骨に沿って撫で上げて指がとまるところ。
余分な水分の巡りを良くするツボです。冷えやむくみに効果的。

 

 

 

○湧泉(ゆうせん)
足の裏、指を丸めた時にできるくぼみの中央部分。
これからの季節、冷えに効果的!

 

 

 

○翳風(えいふう)
耳たぶの裏付け根のくぼみ。
耳鳴りやめまい症状に効果的です!

 

 

 

○中脘(ちゅうかん)
おへそから指4本分うえ。
お腹の調子や自律神経を整える効果があります。

 

 

東洋医学では、「天人合一(てんじんごういつ)という言葉があります。これは「天も人も一つのもの」という意味です。
自然と人間は共に生きていて、人間は自然の中で生かされているという考えです。そう考えると、気候や天気の影響を受けるのも納得ですね。
この先、秋から冬に季節が移行していき自然界も人体も急激に乾燥していきます。
余分な湿を出した後にはしっかり保湿の蓋をするのが大事です!必要な水分まで出過ぎて乾燥が進まないように温かくしてお過ごしください。

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