つつみ鍼灸整骨院BLOG

2022.10.17

圧迫骨折について

つつみ鍼灸整骨院の菅野です。今回は往診担当の私が最近相談を受けた「圧迫骨折」についてご紹介致します。

 

圧迫骨折とは

脊柱圧迫骨折といい、背骨に上下方向からの大きい力が加わる事で生じる背骨の骨折の事です。本来はそう簡単につぶれてしまうことはありませんが、高い所からの落下などの縦方向に強い負荷がかかった時に起こります。転んだり、尻もちをついたり、何かを持ち上げる動作などでも起こる場合があります。

 原因

主な原因は「骨粗しょう症」が要因にあります。骨粗しょう症は高齢者に多くみられ、骨密度が低くなり骨がもろくなっていく状態です。耐久性が低くなった骨は、少しの転倒でも、背中への衝撃に耐える事が出来ず、脊椎がつぶれてしまう可能性が高くなります。くしゃみや咳をしただけで発生した症例もあります。閉経後の女性に特に多いですが、年齢・運動・喫煙などの生活習慣にも関係があります。

 圧迫骨折の症状

骨粗しょう症が要因で起こる圧迫骨折は胸腰移行部に生じることが多く、立ち上がり、歩く、かがむなどの姿勢が変わる動作に関連して、骨折部に疼痛がみられます。痛みの程度はさまざまで、日常生活が著しいく制限される程の痛みが出ることもあります。

骨折をしていても痛みをそこまで感じない場合もありますが、痛みを感じずそのまま放置すると、さらに脊椎の他の部分も傷付けてしまう可能性が高くなる場合もありますので、一度早めに診断と処置を受ける事をオススメします。

 何年も前に起きた圧迫骨折であっても、いつまで経っても骨癒合が得られない偽関節になってしまうと、身体を動かすたびに骨が動いて、重い痛みや痺れが生じる事があります。重度になると神経麻痺になり寝たきりの原因となるケースもあります。

 いくつもの場所に多発性に骨折が起こると背中が丸くなり、身長が低くなります。

 転落などの大きな外力による外傷性椎体骨折の場合は、他の軟骨部に損傷を伴う事も多く、脊髄損傷を生じる場合や、骨折部位によっては重症では両下肢麻痺を生じる可能性があります。

 ※腫瘍などの転移による病的椎体骨折の場合

肺がんや乳がんが骨へ転移した腫瘍(転移性骨腫瘍)が、転移した部分は弱くなり、少しの外力で骨折してしまいます。骨折部の動作時痛だけでなく安静時にも痛みます。

 治療

レントゲン検査、MRI検査で診断され、骨粗しょう症が疑われる場合は骨密度も測定されます。重度の骨折の場合は手術が必要になりますが、軽度の骨折の場合は簡易コルセットなどの固定をし、前かがみなどの痛みが出る動作をできるだけさけ、安静を心がけます。

 当院でも圧迫骨折の方の疼痛の緩和のケアとして鍼灸治療を行っております。痛みの場所からその周辺の関連痛などの緩和を目指し、圧迫骨折の後遺症としての慢性腰痛や下肢の筋力低下で歩行不安定感もサポートさせていただいています。

 

背中・腰部の痛みに効果的なツボの紹介もさせていただきます。

委中(いちゅう)

膝裏の中央にあるツボ

→ふくらはぎの筋肉をゆるめるだけでなく、背腰痛にも効果がある

 

 

 

 

腎兪(じんゆ)

ウエストのくびれラインで背骨から指2本分外側

→背腰部筋肉の緊張をとり、水分代謝を促す

 

 

陽稜泉(ようりょうせん)

膝下の外側にある骨の出っ張りの下側のくぼみ

→腰痛を和らげ、足の筋肉の柔軟性を高める

 

 

 

 

太衝(たいしょう)

足の甲にある親指と人差し指の間を足首に向かってなぞった時のくぼみ

→腰部痛み・重さの軽減、自律神経を整える効能もある

 

 

 

圧迫骨折のケア以外にもよく使うツボになりますので、セルフケアにもぜひご活用ください。

 私が担当する往診の患者さんからも何かの拍子に転倒してしまい、痛めてしまったり、不安になったりするお話をよく聞きます。病院に行った方がいいか分からない、なかなか痛みがひどく良くならないなど、一度状態を確認させていただければと思いますので、お気軽にご相談ください。

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