つつみ鍼灸整骨院BLOG

2022.05.26

飛蚊症について

つつみ鍼灸整骨院の菅野です。

大型連休も終り、またいつもの生活が始まりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?5月半ばですが気温差も毎日安定せず、身体もなんだかいつもと違うこころに症状が出やすいタイミングです。今回は少し稀なような、意外となった事がある人も多い「飛蚊症」についてお話させていただきます。

 

 

飛蚊症とは

視界に小さな虫やゴミの様な浮遊物や黒い点が見えたりする症状の事です。視線を動かしても一緒に移動して来る様に感じ、まばたきや目をこすっても消えず、明るい所や白いものに見えやすいです。浮遊物の数や大きさ、形は様々あります。

 飛蚊症の原因

生理的飛蚊症眼球は硝子体というゲル状の物質で満たされています。この硝子体が年齢を重ねると委縮し、その影が黒く小さな虫やゴミの様に見えるのが原因です。老化現象の一つですが、若い人でも強度の近視の方はなる事があります。(生まれつきで目の構造上なりやすい方もいます。)

 

病的飛蚊症網膜裂孔や網膜剥離、糖尿病・高血圧・外傷などによる硝子体出血、アレルギー・ウイルス・細菌などで炎症反応によるぶどう膜炎など、病気から飛蚊症の症状が出る場合もあります。

 

生理的飛蚊症は誰にでも起こる可能性がありますが、多くの場合は心配なく、大がかりな治療自体も必要ありません。ですが、飛蚊症が起こる頻度が多い、浮遊物や点が増えた・大きくなったなど、変化があれば病的なものの可能性も考えられますので、一度眼科さんへ行く事をオススメいたします。もしも病的飛蚊症であれば、失明につながる疾患もありますので、注意が必要です。(網膜裂孔・網膜剥離を放置した場合など)

 飛蚊症と診断された上で、病的な要因が見当たらない場合、多くは経過観察となります。しかし日常生活付き合っていくものだとしても煩わしいいと感じる事が多いと思います。飛蚊症は老化や目のダメージによる細胞の酸化からくるため、酸化防止のための抗酸化作用に優れている食べ物や血流が良くなるようなセルフケアも大切な事です。

 

目に良いとされる食品

ビタミンA網膜に届いた光を映像に変換する経過で多く必要になります。

      ドライアイの予防にも効果的です。にんじん、さつまいもなど

 ビタミンC抗酸化作用があり乱れた生活習慣で引き起こされるダメージから

      目も身体も守ってくれます。オレンジやトマトなど

 ビタミンE同じく強い抗酸化作用があります。アーモンドやひまわりの種など

 ルテインとゼアキサンチン紫外線から目を守り、網膜の中央部の黄斑を保護してくれます。ほうれん草、卵など

 オメガ3脂肪酸加齢黄斑変性リスクを低下や涙腺の機能改善の効果があります。まぐろ、しゃけ、いわしなど

 亜鉛網膜の健康を保ちます。牡蠣や赤身の肉、多くの豆類など

 現在はルテインやオメガ3脂肪酸などが含まれたサプリメントも多く販売されています。食事でなかなか取り入れられない場合は手軽に摂取できます。

 

日常生活の注意

食事以外にも目を休める時間を意図的に作ることも大事です。

パソコンやスマートフォン、ゲーム機器など仕事や学校以外にも就寝するギリギリまで、ずっと見ている方も少なくありません。一定時間見たら目のためにも休息をとりましょう。

 

簡単にできる眼精疲労回復ためのセルフケア

濡らしたタオルを軽く絞り、レンジで少し温めて、蒸しタオルを準備し目の周りを温めたり、頸・肩・頭・目の周りマッサージをすることで、血流改善をはかりましょう。

 

効果的なツボ

 風池首の後ろの髪の生え際、首筋のやや外側のくぼみにあるツボ。眼精疲労だけでなく頭痛や肩こりにも効果があります。

 

 

攅竹眉頭のすぐ下にある骨のくぼみにあるツボ。目の症状全体に効きます。

 

 

 

 

 

太陽眉の外側と目じりの間の少し後ろのくぼみにあるツボ。眼精疲労に効果的でめまいにもききます。

 

 

 

 

 

睛明目頭の内側のやや上方にあるくぼんでいるツボ。目をすっきりさせ明るく見えるようにしてくれます。

 

 

 

 

 

マッサージやツボ押しも良いですが、鍼灸治療を行うともっと効果的です。

当院でも目の疲れだけでなく、飛蚊症、眼圧が高い、目の周りの痙攣など様々な悩みで来院させる方がいらっしゃいます。

病院に行こうか迷っている方や不安を抱えている方も、お気軽にご相談ください。

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