つつみ鍼灸整骨院BLOG

2022.04.11

東洋的『春』の過ごし方

つつみ鍼灸整骨院の真船です。

あっという間に桜の季節到来ですね🌸
自然界では冬の間じっとため込まれていた息吹が春の訪れによってどんどん芽吹きはじめますね🍃
東洋医学の考えでも自然界のうつり変わりと人体には同じような変化がおこると考えられています。

陰陽で例えると、冬=だとすると春は『』が徐々に強まります。
これを人体の変化に置き換えるなら、体内エネルギー(陽)が上昇するイメージです。

🌸春だから何か新しいことを始めてみようかな(^^)
🌸暖かくなってきたし体を動かしたくなってきた!(^^)
などと行動しはじめるのも、陽の気が強まるからだったりします。

また東洋医学では、春は『肝』と深い関わりがあり、血液の貯蔵・分配・解毒などの働きのほかにも、目や筋肉、情緒コントロール機能などにも関連します。
春と同様に『肝』の気も上昇する性質をもっているため、春の陽気に刺激されて肝気がのぼりすぎると、頭痛やイライラ・不眠・情緒不安定・血圧上昇などの症状が現れやすくなります。
この時期悩まされている方も多い花粉症の症状の中でも、目の充血・かゆみ・鼻詰まり・喉の炎症などは「血」が停滞することで起きる症状であり、「肝」の乱れに由来するものとされています。
他にも、『肝』はホルモンバランスとも関係が深いのでこの時期、女性疾患の不調(生理痛や生理不順など)が起こりやすい季節でもあるのです😖💦
【肝を補う=血流改善】
それだけでも体の不調は随分と楽になりますよ!

暖かくなるこの時期の天気の移り変わり、寒暖差、新生活などの大きな環境の変化は肝を痛めやすく、良くも悪くも体にストレスを与え自律神経を乱します😵

そんな時におすすめのツボをいくつか紹介します!!

 

①太衝(たいしょう)
【足の甲、親指と人差し指の間を指先から足首方向へ触っていって骨にあたる所】
⚪️『肝』に関わる代表ツボです。足背動脈の走行部にあり冷え症状・血流改善にも有効です。

 

 

 

②合谷(ごうこく)
【手の親指と人差し指の間にあり、人差し指の中手骨中央部】
⚪️最強ツボ四天王のひとつ!顔や頭に関わる症状(頭痛・目の疲れなど)から肩こりなどにも有効な万能ツボです!

 

 

 

③百会(ひゃくえ)
【頭頂部中央、額の髪の生え際からえりあしまでの長さの中点から少し前方】
こちらもツボ四天王のひとつ!頭に上りすぎた血流を速やかに散らしてくれるため、頭痛やモヤモヤする感じがある時に刺激するとスッと軽くなります!
また、たくさんあるツボの流れが交わる所でもあるので総じて自律神経を整えるのにとても有効です!

 

 

 

 

 

 

④足三里(あしさんり)
【すねの上部、正中より少し右側にあり腓骨と脛骨の間を指で優しく撫でおろすとへこみがある所】
これまたツボ四天王のひとつ!
足の疲れやむくみをはじめ、胃腸の働きを整えてくれるので春先の気だるさや血流にも有効です。

 

 

 

⑤蠡溝(れいこう)
【すねの下部、脛骨(すねの骨)内側を内くるぶし側から優しく撫であげるとへこみがある所】
肝に関わるツボで、特に感情コントロールに有効です。やけにイライラする!という時に刺激すると不思議と落ち着いてくるかも・・!

 

 

おまけ
最後に、花より団子な方へ!!
ポカポカ陽気でお花見と題して食が乱れがちになるこの時期💦
暴飲暴食は肝をダイレクトに痛める原因になってしまうので要注意!⚠️
体質を改善していくためにもこの時期に意識的に取りいれたい食材としては、
レモン・黒酢・いちごなど酸味がある食べ物や、タケノコ・さば・レバー・ほうれん草・あさり・はまぐりなど、、
どれも肝の働きを調節してくれる作用がある食物なので意識的にとるようにすると良いでしょう!
新しいことを始めたくなる春🌸
ぜひ体に良いこと始めてみませんか?ご予約お待ちしております!

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