つつみ鍼灸整骨院BLOG

2020.06.08

帯状疱疹の痛みに鍼灸

つつみ鍼灸整骨院院長の松岡です。

今回は帯状疱疹についてです。

当院にも帯状疱疹の患者様は御来院されております。

症状が出る数日ないし1週間くらい前より神経痛や知覚異常などの症状が出ることが多く、その後に紅斑や水泡が出現します。のちに痂疲(いわゆるカサブタ)を形成し2から3週間ほどで症状消失します。しかし後遺症として皮膚の炎症が治った後も強い痛みが残ることがあり、これを帯状疱疹後神経痛(PHN)と言います。良く見られるのは肋骨部(肋間神経)と顔面部(顔面神経)ですが、身体のどこの神経に炎症を起こすかによって、当然痛む部位も変わってきます。

帯状疱疹は知覚神経節に潜伏感染している水痘帯状疱疹ウィルスの回帰感染(体力が落ちた際に一度感染したウィルスが再活性化する)によって発症する神経の炎症です。西洋医学的には帯状疱疹の痛みは急性の可逆性(元に戻る)炎症ですが、帯状疱疹後の神経痛(PHN)は神経の変性による不可逆性(一般的に元に戻りにくい)の痛みと言われています。東洋医学である鍼灸の場合は、神経痛が残っても鍼灸施術によって症状緩和も可能ですが、やはり早期の方が治りやすいです。ですので、如何に早期発症期に施術をおこない、神経痛の後遺症を残さないことが重要になってきます。

鍼灸は初期症状はもちろん、後遺症である神経痛の緩和にも有効です。痛みを出している根本の神経に電気鍼、灸をおこなうことにより、痛みの軽減が期待できます。

是非ご相談いただければと思います。

 

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