つつみ鍼灸整骨院BLOG

2019.01.10

排卵・月経周期を整えるツボはコレ!

こんにちは。つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。

今回は排卵と月経を整えるツボについてです。

女性は母体の中にいるころから卵巣に卵子の基になる
500万から700万個の原始卵胞を有し、
出生時は約200万個の卵子を卵巣内に蓄え生まれてくると
言われております。

そのうち一生の間で女性が排卵する数は
400から500個。

これら卵子は女性ホルモンと密接に関わっています。

その仕組みについてご説明しますね。

まず・・・

①間脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)放出
 脳下垂体を刺激します。

            ↓

②下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)分泌。
 卵胞を刺激します。
ちなみにFSHは卵子の発育に。LHは排卵に作用します。

            ↓

③刺激された複数の卵胞が発育、そのうち1・2個が成熟卵胞となり、
 エストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌、
子宮内膜を厚くします。

            ↓

④エストロゲンの量が適量に達すると、

脳下垂体から黄体化ホルモン分泌されます。

            ↓

⑤黄体化ホルモンによって排卵を促された卵胞が、1個だけ膜を破り
 卵子が排卵されます。

            ↓

⑥排卵された卵子は黄体となり、プロゲステロンや微量のエストロゲンを分泌。
 プロゲステロンの作用により、着床しやすい状態になります。

            ↓
⑦排卵後に受精がない場合、ホルモン値が下がり、子宮内膜が剥がれて月経となります。

すごいですね。

カタカナばかりで分かりにくいかもしれませんが(笑)

人間の体って、本当に精密複雑に出来ていて、

更にコントロールされているんですね。

では、

重要な排卵・月経周期を整えるツボですが。

 

女性に味方、お馴染みのツボ

【三陰交:さんいんこう】

東洋医学では物事を陰陽に分け、

男性は『陽』女性は『陰』になります。

ツボも陰のツボ、陽のツボがあり、

女性は陰のツボが有効であることが多いとされています。

この三陰交は、陰系の経絡(ツボとツボを結んだ線)が交わるツボで、

婦人科疾患の特効穴(良く効くツボ)とされています。

 

一日一回でもいいので、

三陰交のお灸を習慣づけておこなってみてください。

ツボは半径一センチ程度が範囲と言われていますので、

もしお灸で熱さを感じ、耐えられないようであれば、

半径一センチの範囲でお灸の場所をずらしてください。

火傷になっては大変ですからね(^^;)

 

また、この三陰交のお灸は、

子宮動脈、卵巣動脈の血流の増加も

研究等によって認められていますので、

継続的にお灸をおこなうことにより、

子宮・卵巣の状態を良好に保つことができる

とされています。

 

では東洋医学で健康な体作りを頑張りましょう(^^♪

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